勤務校では,校内スケート大会がある。
運動会のように全校児童が参加してスケートのタイムを競う。
かなり寒い地域にある学校なので,昔からスケートには力を入れており,大会も今回で56回目を迎える。
子どもたちは,自分で参加種目を選び,目標に向かって校庭リンクで練習を重ねる。
スケートシーズンは短いが,子どもたちの成長がはっきりと分かる。
今年はスケートクラブ員が「自分たちでグループを作って練習したい」と提案してくれた。
「基本」「コーナー」「スピード」と3つのグループの中から,
クラスの子どもたちは,毎回自分で参加グループを選んで練習する。
スケートクラブ員が,普段自分たちがやっている練習の方法を一緒にやりながら,グループの子どもたちと滑る。
大会前日の振り返りジャーナルで「スケートで誰にどんなことをお世話になったか教えてください」と書いてもらった。
その中に
「私は○○くん(スケートクラブの児童)です。面白いし教え方が上手です。おこりやだけど,本当は心がとっても優しいのを私は知っています。」
という文章があった。
クラスの仲間を見る見方が深まっていて,本当にうれしかった。
ジャーナルで一人一人の意気込みや思いを知っていると,
子どもたち一人一人の滑りが本当に尊いものに思える。
結果だけではなく,その子の思いに寄り添って滑りを見る。
「いつもは4位か3位です。でも,大会の日はお父さんの誕生日なので2位をプレゼントしたいです。」
どんなに遅くたって,そんな思いで滑っていることを考えると涙が出てくる。
ジャーナルに感謝。
さて,
全校の子どもたちがそれなりに滑れるというのもすごいが,
何よりすごいのは,運営スタッフのほとんどが保護者だということ。
スターター,ジャッジ,タイマー,審判などを学校職員と一緒に行っているのだ。
その理由として
小規模校なので,職員数が少ないということ
保護者もスケート経験者が多く,大学までスケートを続けている方がたくさんいること
(協会の方や普段から大会運営に携わっている方も多い)
歴史ある大会なので,職員も保護者も様子をよく分かっていること
などが挙げられる。
地域との距離が近い学校だからこその強みだと思う。
なにせ,職員室に気軽に保護者が顔を出してお茶を飲んでいくくらいだから。
地域に開かれた学校というが,すでに土台は十分にできているので,
次は普段の授業に参加してもらうように考えていきたい。
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