知り合いの消防士さんと話していたときのこと。
「よくいろいろな学校に行くんですよ。避難訓練や救急法の講習会などがありますからね。」
「ですよね~。いつもお世話になってますよ。ところで,学校での避難訓練,震災以降変化してますか?」
「そうそう,この前も娘の保育園の園長さんに呼び止められて『実は来年度の避難訓練なんですが…』って相談されたんです。」
「へー,そうなんですか。どんな感じでした?」
ということで,各校の話を聞きました。
お話のポイントは3つ
1.どの学校でも避難訓練を変えなければという意識は持っているとのこと。
2.地域の情報やマンパワーとのつながり(ハザードマップ,消防署,消防団,警察,病院,公的機関など)を取り込んだ訓練も必要ということ。
3.これまでの「シナリオ型」から「ブラインド型」に変化しているということ。
私が特に詳しく話を聞いたのは3の「シナリオ型」から「ブラインド型」への変化です。
「シナリオ型」というのは,これまで一般に学校で行われていた方式です。
給食室から出火,誰が通報し,誰が現場に駆けつけ,誰が引率し,と全てやることが決まっているもの。
「ブラインド型」というのは,想定と最終目標だけが示され,途中はどのような方法を用いてもかまわないという方式です。
例えば,「地震でボイラー室から出火。停電。全員無事に避難させてください。ただし,訓練なのでものを壊したりしないで下さい。」のように提示します。
教職員も数人の係以外詳しいことは知らされません。
非常ベルが鳴り,出火場所が知らされ,避難指示が流れます。
担任は,普段の訓練のように児童を整列させ廊下に出ようとします。
しかし,廊下に出ようとしても,地震で扉が開かない。(ように係職員がこっそり仕掛ける)
さあ,どうする?
隣の教室の担任に声を掛け,廊下に面した窓から子どもたちを脱出させる。
階段を下りようとしても炎と煙で通れないという設定でスズランテープが張ってある。
さあ,どうする?
このような感じだそうです。
(雑談から得た情報なので,詳しくは違うかも知れませんので,確認が必要です。)
3.11で,その時その時の状況に合わせて自分の命を守るべく,状況を判断して行動できるようにすることが大切だと痛感しました。
学校でも「ブラインド型」を取り入れてみることが必要では無いでしょうか。
勤務校では避難訓練が3回行われます。
1回目は春(火災)
2回目は秋(地震)
3回目は初冬(火災)です。
今年度は,3回目にブラインド型を導入してみようと考えています。
1回目は新入生もいるので,基本の避難経路や避難場所の確認。
2回目は地震に対する避難方法の確認。
3回目に,ある教室のストーブから出火という想定で,ブラインド型で避難訓練。
地域の消防署と相談しながら進めてみたいと思います。
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